こんにちは。
今日も新商品の紹介です。この時期は各メーカーからぞくぞくと新商品が発表されています。
そしてオーディオファン必見の新モデルが発売されました。
第一フェーズからMODEL 254mmTというアンプが発売になりました。
このアンプはカーオーディオではもう有名な最上さんが手がけたアンプです。
価格も抑えて、小型なモガミモデルになります。
サイズは小型で出力は4チャンネルあります。出力値は定格で各25Wです。
ハイパワーではありませんが、このアンプのコンセプトはコンパクトなハイエンドということで、音質を重要視しています。
機器の内容を見ての感想はシンプルなアンプです。いまどき当たり前なクロスオーバー機能などはまったくありません。あるのはゲインのみ。パワーアンプとしての機能に特化しています。
端子類はシッカリした内容。モガミモデルらしくアンプとしての機能に必要なところにコストが掛かっています。
アンプの中は電源を重点的に作ってあるらしく、電源にトータル4万ファラットのオーディオグレードコンデンサー(エルナー製)が使用されています。
10万円以下のアンプであれば通常1万ファラットも使用されていませんし、更にハイグレードコンデンサーを電源に使用しているアンプはモガミモデル以外には、ほとんど皆無に近いです。
私もアンプのコンデンサー交換はやるのですが、その効果は歴然で特に細かな音のニュアンスがハッキリしてきます。市販品ですが最初っからプロのエンジニアがカスタムしたアンプです。
さて、いくらウンチクを並べても最後は音です。
ヒアリングの感想です。
まず音が全体にハッキリしています。そして懸念していたパワー不足ですが、用心して聞いていても問題はありません。
ハッキリしてはいますがカチカチではなく、高帯域も音痩せはかんじません。高域から中域もナチュラルにつながっています。
そして一番気に入ったのが低域。通常低域ほどボワ~ンとぼやけがちですが、音の線は太くはないもののハッキリしていて立体感がスゴイです。低域を立体的に表現するアンプはそんなに多くはないと思います。
全体にパワーを感じることはないですがハッキリとして立体的な表現に優れていて、カラーレーション(音色)もほとんど無くニュートラルなサウンドです。そしてコンデンサーの効果か質感がイイですね。細かなニュアンスをゾクっとするほどリアルに再現します。
このアンプにはパワーや機能はありませんが、アンプに必要な質の良い再現ができるアンプです。
スピーカーとの相性次第では、このサイズで本当にハイエンドシステムが完成しそうです。
是非、アナログシステムでシンプルなハイエンドシステムをご検討の方は、お問い合わせ下さい。