こんにちは。
先日まで更新をサボっていて写真がたまっているので一気に更新します。
今日は私が気になるアイテムでケンウッドの新型アンプKAC-X4Dの紹介です。
今年の4月に販売だったので新製品ではないかもしれませんが、メーカーさんにお願いして試聴機をかしていただきました。
この仕事をしていると聞きたい商品が試聴できることが特権ですね。どんなに見た目と売り文句が良くても聞かないと音は分かりません。
さて今回このアンプが気になった理由はサイズ・出力・価格のバランスが素晴らしいからです。この内容で音が良かったら凄いアンプです。
マニアの方たちは「所詮は国産のアンプだろ~」という声が聞こえそうですが私は気になって仕方ないです。
簡単な数値です。
出力は定格120Wx4ch ブリッジで300Wx2chと高出力。そうこのアンプはD級アンプです。最近のD級アンプは目覚しい進化をしているので、侮れません。
サイズは横235x縦192x厚さ52とシート下に簡単に入るサイズです。
まずAB級では120Wx4chはなかなかありません。このあたりD級アンプのメリットですね。
アンプの見た目も国産にしてはカッコ良く、端子類などもシッカリしています。
そしてやはり最後は音ですね。
ディスプレイで試聴です。比較するアンプはビーウィズのリファレンスR208です。
まず一聴の感想は、まともな音のアンプです。ビーウィズと比較して大きな優劣はほぼ無いですね。高域もハッキリなって中、低域もしっかり鳴ります。
で、ここからは若干無理やり比較の感想。ビーウィズの方が高域を強く鳴らしクリアーな印象。中帯域のリアルな感触は本当に若干ですが良いと思います。そしてケンウッドは高域も申し分無くなりビーウィズより中、低域が分厚い音です。ボーカルは特に厚めに鳴ります。
音は同等の品質で互いにどちらもニュートラルで正統派サウンドです。無理やり比較すると、クリアーな表現のビーウィズ。ややしっとりとして分厚い表現のケンウッド。といったところです。でもこの内容は当店の環境なので他ではやや違う結果がでるかもしれません。参考になれば幸いです。
それにしても最近のアンプは大体のメーカーで外れがありません。まともなアンプ同士だと試聴が疲れます。どちらもイイ音なのに無理やり粗探ししているようです。
アンプは凄い勢いで進化しているので小型化・高出力は当たり前で音質も悪い商品が少ないですね。それも当然でオーディオも市場の競争があるので他社の優秀なアンプを比較して製作するはずなので日々進化していきますし、半導体や動作方式も格段に進化しています。
今回もオーディオの進化を再確認しました。
シート下に入れるアンプの部類では抜群の出来ではないでしょうか?この1台でサブウーハーまで鳴らせます。
さらにこのシリーズにはD級のモノラル・サブウーハーアンプもあります。
コストパフォーマンスとサイズのバランスが良いオススメのアンプです。
しばらく当店で試聴できるので、ご来店ください。