こんにちは。
今日は先日作業しましたエルグランドのエンジン音低減対策のつづきです。
エルグランドのようなミニバン車はセダンのように、エンジンの上にボンネットがあるレイアウトではなく、ボンネットだけでは不十分なので、エンジンの上のもう一箇所に施工していきます。
その箇所はワイパー下です。
位置はエンジンの上なので、ボンネットと同じ狙いで施工します。
本来エンジン音対策に一番良い箇所は室内からダッシュパネルを外してエアコンユニットなども外すコトが最適ですが、作業的・金額的に現実的ではありません。
なのでエンジンの上部からの、回りこみを防止します。
まずワイパー下のパネルを静震処理していきます。
そしてガラスの下のスペースも可能な限り、静震していきます。
ココの箇所がつらくて、手が切れそうでした。
しかし少しでも騒音をレベルが下がればと思うと、見えない箇所も手が抜けません。
そして静震処理が終わったら、エプトシーラーで吸音・遮音処理を施します。
このワイパー下の箇所は、水が入る位置なので材料も変えています。
写真でも分かる様に、純正部品としてもエプトシーラーと同等な部品が使われています。
ワイパーの動きを邪魔せず、水での品質劣化や排水性も考慮して防音対策をしていきます。
このように1箇所ごとに丁寧に施工しますが、最終的には複数個所で効果の向上を狙います。
今回のエルグランドは更に、フロントフロアデッドニングも施工しましたので次回に。