こんにちは。
今日は先日作業しました、日産Zの紹介です。
日産Zには165WRCがついていて快適に鳴っていましたが、去年のフォーカルミーティングでメーカーさんのデモカーに5インチのユートピアBeが付いていまして、お客様が5インチのサウンドに惚れ込んで今回交換することになりました。
最近、一般的には5インチより6インチの方が上位にあたるようになっていますが、一概にはそうではありません。
今でも多くの技術的に優れたメーカーもしっかり5インチを発売していますし、5インチにも優位性があります。
考え方としては、一般的に同じ構造の5インチと6インチを比べるとメリット・デメリットは
5インチ
メリット 振動板が軽いので高域特性に優れる(高域での繊細な表現)
デメリット 振動板面積が小さいので低域特性の低域周波数とボリュームが少ない
6インチ
メリット 振動板面積が大きいので、5インチより低音が出る(低い周波数とボリューム)
デメリット 振動版が重いので高域特性が5インチより劣る(周波数と繊細な表現)
スピーカーの基本は大きさから周波数特性がおよそ決まるので、大きな振動板は低音、小さな振動板は高域の再生に優れます。極端に言えばツイーターとウーハーの差です。
しかし技術的にはパラメーターの調整や6インチのフェーズプラグモデルなど、振動板面積を減らして高域特性を狙った構造などもあるので一概には言えませんが基本は同じです。
なので5インチには5インチの良さがあります。
今回は上級機種のBe3Wです。
見た目は小さいですが、構造はフォーカルの最上級機です。
バーチ材のバッフルを切り出して
取り付け。本当は写真以外にもネットワークの変更など色々作業しました。
現在しっかり鳴っていてエージング中。
サブウーハーが8インチなので快調に鳴っています。
当店でも久々の5インチですが、この高域の細かなサウンドも捨てがたいですね。
6インチか5インチか悩ましいものです。しかしサブウーハーが無ければ基本は6インチです。
5インチの上質なサウンド希望の方はご相談ください。