こんにちは。
今日は先日作業しました、30系アルファードの紹介です。
今回アルファードはルーフの雨音を低減のためデッドニング施工しました。
しかしアルファードほどの車格の車が雨音がうるさいとは以外な内容で、よくよくお話をお伺いすると、お客様は3台連続でアルファードを購入したものの、今回のアルファードだけ雨音が異常にうるさいとの内容です。
ディーラーさんにも対策や点検を言ったみたいですが、これが仕様です。のような対応だったそうで当店にご来店となりました。
では雨音対策スタートです。
まずは内装を外してから、ルーフに材料を施工します。が・・
アルファードはさすがに内装の部品点数が多く、外す作業に時間が掛かります。
このれだけの部品も全体の半分ほどです。
リア付近はほとんど外していきます。
そして内装を外すと雨音の正体が分かってきました。
まずルーフの鉄板が薄いですね。この薄さはプリウスなどと同等だと思います。
そして制震材もゼロ。なにもありません。これでは鉄板がトタンのように響いてしまいます。
その貧弱な鉄板に対して、入っている吸音材がまた少ない。
白い科学繊維状のものが3つあるだけです。
これでは雨音もロードノイズもうるさいので対策していきます。
まずは基本の1層目の制震施工。
効果的な量を全面的に施工します。
ミニバンのような面積のルーフはいたずらに比重の重い材料を多く使用すると、カーブを曲がるときに頭が振られるような感触がでるので、なるべく軽量に仕上げていきます。
なので当店では軽量かつ硬質な、ブチル系制震材を使用しています。
さらに2層目の素材を施工します。
単独発泡シートと断熱ガラスクロスの複合材を施工します。
この材料で遮音と斜熱効果を狙います。
この材料は非常に軽量なので全面施工とします。
さらに追加の吸音材も全面的に施工しました。
写真間違えましたので訂正しました。
純正の材料は残しつつ、追加の材料を施工します。
施工箇所によっては適した材料を使用していきます。
これで完成です。
後は部品点数の多い内装を戻すだけですが、施工箇所以外で気になる部分がありました。
リアタイヤハウスです。
外のフェンダーパネルとタイヤハウスに何も施工されていません。
さらにそのフェンダーとタイヤハウスの内装側は
また何もありませんでした。。
この構造であれば当店の2重のデッドニングが効果的になります。
そして今回の施工の感想は、引渡し当日に雨が降っていたのですが、お店を出た時にスグ効果を実感できたそうです。
最近の日本の自動車メーカーさんのプレス技術が上がって、薄くて軽くて強度もあるとは思いますが、雨音に対しては貧弱なので当店のルーフ防音断熱施工が効果的になりますので、ぜひご検討ください。