こんにちは。
今日はロードノイズ対策作業の紹介を数回にわたって紹介しているデミオXDの紹介です。
前回までのブログで、フロア全面・ルーフ・リアラゲッジ・リアタイヤハウスを紹介しましたが、今回でラストになります。
ドア4枚の防音デッドニングなどを紹介していきます。
まずドアです。
オーディオでもよく作業するですが、マツダ車特有の構造でアウター(外側)パネルを制震するためにガラスを外しながら作業します。
まずは制震施工。
そしてオーディオのデッドニングではないので、制震ばかりでは施工金額ばかり上がってしまうので防音の施工となります。
ドアの制震は少々で防音層を施工します。
今回はメンテナンス性を考慮して、ドアトリム(内装)側に施工しました。
ドアが重すぎないように、少々制震してから
全体を遮音・吸音施工としました。
この構造であればメンテナンス時にも材料が邪魔にならないので、ディーラーさんの整備にも影響がありません。
この構造をドア4枚に施工しました。
そして今回はお客様より、効果がありそうな箇所は追加してください。との指示がありましたので事前の打合せの金額ないで追加の作業をしました。
ちょと綺麗には貼れていませんが、キックパネル吸音処理。
キックパネルなどの内装は全部に貼ると、元に戻らないコトがあるのでこのサイズになります。
各ステップの位置の内装も細かく、吸音処理していきます。
そしてBピラーもお客様の要望で吸音処理していきます。
分かりづらいですが、上から下までシンサレートをロール状にして吸音施工としました。
シートベルトの収まる位置も制震・遮音としてあります。
更に私のアイデアでリアのトノカバーに細工しました。
トノカバー裏に
全面に吸音用の低反発シートを施工しました。
このアイデアはホームオーディオのルームチューニング用の吸音パネルのイメージです。
ラゲッジで発生したロードノイズに吸音効果を狙いました。
低価格で施工できる小技です。
ここまで細かく施した吸音は、全体のフロアなどの施工からすれば効果は低いでしょう。
しかし細かな吸音を積み重ねることで、よりいっそうの静寂性の向上を図る施工です。
まずはフロア・ルーフ・ラゲッジの大きな面積とウィークポイントへの施工が、ロードノイズ削減の全体の8~9割に相当するイメージです。
細かなトコロは残り少々をいかに向上させるかと言ったトコロです。
今回のデミオXDへのロードノイズ対策はこれで完成になります。
もしもう少し施工するとすれば、ボンネットとフロントタイヤハウスで当店の作業はフィニッシュとなります。
今回は遠方よりのご来店、また当店を信頼していただきまして多くの施工以来ありがとうございました。
そして今年はマツダ車へのデッドニング施工が非常に多いですね。
マツダ車はスカイアクティブの一環で、車両の軽量化も含まれています。
なので色々なパネル・鉄板が薄い傾向にあるので、その悪い側面がロードノイズに出ている印象です。
当店は多くのマツダ車を施工して、ウィークポイントも分かってきました。