こんにちは。
今日はノートに使うスピーカーのスキャンスピークの紹介です。
何度は紹介しましたが、スキャンスピークは高級OEMメーカーで、全ての商品がハイエンドクラスの性能をもっていて、世界中の音響メーカーがこぞって採用しています。
以前に書いたA&Vフェスタでもスキャンスピークのスピーカーが各メーカーで採用されていました。
そして今回ノートには最新のスピーカーを使用します。
まず、ツイーター。
ソフトドーム・ツイーターです。表は見慣れたカンジですが、スゴイのは磁気回路(モーター)です。
磁気回路はネオジウムマグネットを6個使用した回路で、この回路はフォーカルやマクロムでも採用されている回路です。
マグネットを複数使用して磁力を高め、更にマグネットの隙間から放熱してコイルの熱を冷却します。ツイーターでこの回路を採用しているのはスキャンスピークが初でしょうか?
並のツイーターはマグネット1個なので簡単に6倍の磁気回路で、ツイーターとしては超強力です。スキャンスピーク恐るべし!
そしてこのツイーターに合わせるスピーカーがコチラ
スキャンの18cmタイプ。
普通だと6インチなどサイズが一般的ですが、スキャンは発想が違います。外形は6.5インチ相当で振動板サイズを18cmにサイズアップしています。このサイズアップによって低い周波数の対応と低音のボリュームをアップしています。
通常振動版面積を増やすと高域がおろそかになりますが、スキャンは強力な磁気回路で高域のレスポンス(周波数)もしっかり確保しています。磁気回路はスキャンの規格のSD-1モーターです。スピーカーはこの磁気回路が重要になります。
大形マグネットで奥行きは77mmあります。ここだけは車では厳しいですね。ですが今回も当店ではインナーバッフルの予定です。たとえ良いスピーカーでも取り付けのアプローチは同じです。当店は車の加工は最小限に抑えるようにしています。加工代が安い分お客様には少しでも良いスピーカーを買っていただきたいものです。同じ金額を使うのであれば、その方が音は良くなりますので。
フレームの作りも空気抵抗を減らして、冷却効率も良さそうです。見た目の機能美に惚れ惚れしてしまいす。
あとよく質問があるのですが、スキャンは車で使用できるのですか?と聞かれます。
これをメーカーに問い合わせた所、問題ないとの返事。本国メーカーいわく、世界中のカーオーディオで取り付けられているとの事。
本来、家電製品を製作するときにある程度の規格があります。大抵の製品が暑く乾燥している砂漠地帯や寒い北極圏でも販売される可能性があります。もちろんメーカーも温度・湿度・耐久性は車じゃなくても気を使います。スキャンはOEM販売している会社なのでその辺は特にしっかり製作されているはずです。
当店でも一時期モレルやスキャンを事前に車で使用しましたが一件もトラブルはありません。あとは特性の見極めなど適材適所で対応すればイイと思います。
現在はりきって作業中。次はケーブルの紹介です。