こんにちは。
今日は先日作業しましたエスクァイアの紹介です。
今回エスクァイアはルーフの防音・雨音対策を施工しました。
最近の低燃費で軽量構造なお車はルーフの鉄板が薄いので、雨音が大きいと言われるお客様も多いです。
そんなルーフを防音・断熱デッドニングいたします。
まずはルーフを外すために内装やリアシートなど外していきます。
ミニバンは部品点数が多いので、なかなか時間がかかります。
外れました。
するとルーフには制震材はありません。
そして内装側に吸音材もゼロ、まったくありません。
以前に30系アルファードを施工した時にも、何も無かったので想定の範囲でした。
しかし注意事項としては、お車は常にランニングチェンジをしているので、モデルチェンジとは関係なく順次、吸音材が入ることもあるので現時点の状態です。
この構造であれば、当店のデッドニング効果も分かりやすいでしょう。
ではスタート。
まずは制震材を施工します。
制震材には国内サプライヤーに受注生産してもらっている、硬質特性の制震材を施工します。
軽量で硬く仕上がり、温度特性も良好なのでルーフなど平面的な箇所に施工しています。
そして2層目には防音・断熱材を施工します。
ここには独立発泡材と断熱アルミガラスクロスの複合材を施工します。
この材料は遮音性能が一番の理由ではありますが、当店では更に付加機能のある材料を使用しています。
ルーフは日傘のように一番直射日光が当たる部分なので、断熱することでエアコンの効きが良くなります。
構造的には室内が保温バックの内側のような状態になります。
外側の温度を遮断しながら、室内を保温するので理想的な構造になります。
これでは基本的は施工は完成です。
そしてルーフと内装のスペースがあれば吸音材を施工します。
今回は純正の材料が無かったので、たっぷり施工しました。
これで全て完成です。
制震・遮音・断熱・吸音で効果は
・ロードノイズの削減
・風切り音の低下
・雨音の低減
・断熱・保温効果
と当店の施工ではルーフが複合的な効果があるのでオススメです。
今回のお客様もルーフのみの施工です。
ミニバンはフロアを全面施工する金額が高価になるので、ルーフの方がコストパフォーマンスが高いように思えます。
そして作業中に気になった点がありまして、リアのタイヤハウスです。
フェンダー部に少々制震材はありますが全体に何も無く、ココを施工したら後部座席の方は静かになるだろうな~と思います。
これで完成です。
今回のようにミニバンの大きな弱点であるルーフからの施工もオススメとなります。