こんにちは。
今日は先日、ロードノイズ対策で作業しました21系クラウンの紹介です。
当初はクラウンで高速道路のロードノイズ対策で連絡いただきましたが、私もクラウンは静かだと思っていたので意外なご相談でしたが、お客様のご要望をお伺いしているとトヨタの標準的なお車の内容と変わらなかったので、打ち合わせの上作業となりました。
まずはフロア全面です。
内装を全部外していくと
まず内装部分のカーペットを外します。ここでオヤ?っと思いました。
更にチップ上ウレタン吸音材を外します。
フロア出現ですが、なんとなく私が知っているクラウンとは違う構造で、私が良く知るクラウンはゼロクラウンまでぐらいですが、現在のクラウンは以前に作業しましたカムリハイブリットとよく似た構造です。
ちなみに21系クラウンのカーペット内側。
お客様いわく、高速道路を走行したらプリウスと大差ないと言っていた内容が理解できました。
なので当店は、しっかりと純正のウィークポイントを改善していきます。
まずはロシア製STPのブチル系制震シートをフレームなど除いて全面的に施工いたします。
リアシートとトランクとの境界まで、しっかりデッドニングします。
私が知る限りではクラウンとマークXの差は、トランクからリアシートが繋がっているかが違います。
繋がっていないほうが静かなのでしょう。
昔の高級車はリアシートの背もたれの後ろの遮断材は分厚い複合の吸音材を使用していました。
この部分も現在はしっかりグレードダウン。いえ、軽量仕様。
そして作業は当店標準の2層目の施工です。
独立発泡シートで遮音・吸音施工です。
コチラの材料は全面的に施工します。
リアシート付近も施工します。
そしてリアシートの背中付近は純正の吸音材を戻して、更に遮断シートも入れました。
更に空いたスペースを見つけて、シンサレートで細かく吸音していきます。
これでまずはフロア全面デッドニングは完成。
そして今回クラウンはルーフとタイヤハウスも施工したので、次回に紹介します。