こんにちは。
今日は先日作業しました、80系ノアハイブリットのデッドニングの紹介です。
今回ノアはロードノイズ対策のデッドニングを施工いたしました。
ただ作業にあたりまして、ミニバンは全部を施工することが推奨ではありますが、面積が大きいので材料・作業共に多くなり、金額が他の車種より多くなります。
なので当店では施工箇所を適材適所に施しまして、コストパフォーマンスの高い仕上がりを目指します。
ではまずは、ミニバンで一番おすすめな施工箇所のルーフです。
まずサードシートなどを外して、天井の内張りを外します。
すると薄い鉄板のルーフで、吸音材が何も無い状態でした。
これではロードノイズもですが、雨音も盛大に響きます。
したがいまして、まずは1層目の制震材を施工します。
今回はSTPの超高比重制震材と当店の特注品、硬質系制震材を複合施工としました。
ミニバンは面積が広く、高比重の材料を多く施工すると、重さでロールが感じられるので適度な重さを目指します。
これでトタンのような貧弱な響きは、大きく改善されます。
そして2層目の施工。
遮音性能の独立発泡材に耐熱アルミガラスクロスを合わせた複合材を使用します。
これで防音・遮音と断熱・斜熱が同時にできて、特にハイブリットカーでは冷房の効果を高めて、コンプレッサーの電気消費を抑えると燃費が向上するのでオススメとなります。
そして純正の吸音材がなかったので、吸音材も施工しました。
この材料は純粋に吸音のみを狙っております。
このように材料ごとに性能が違うので、当店では常に複数の材料を使用して効果を向上させていきます。
これでルーフは完成です。
なぜミニバンでルーフが一番オススメかといいますと、まずミニバンは人がサードシートまで乗る構造でルーフ全体の効果を多くの人数で実感できます。
その効果は基本的な遮音・防音にてロードノイズも含めた騒音の低減を基本に、雨音低減やエアコン性能の向上など、広いミニバンだからこそ効果を大きく感じられます。
また高速道路などで、後部座席の方との会話も楽になったと報告があります。
広い車内だからこそ、効果も大きく多くの人数の方に快適になるルーフへの施工がおすすめです。
そして次は基本的なフロアやタイヤハウスへの施工です。