こんにちは。
今日は以前に作業しました、アウディRS6です。
とてもカッコイイ!
ワゴンですが500馬力ほどあるスポーツなRS6です。
見るには最高ですが、作業するには緊張感が伴う車両でもあります。
今回お客様から、以前は国産の静かな高級車に乗っていたそうですが、静音に関しては前の車の方が良好だったそうで、、更に静かさも追及して防音デッドニング施工となりました。
複数個所の施工をしましたが今回はフロア~ラゲッジのボディパネル下側の施工です。
シート・内装を外していきます。
純正も制振材が多めですね。
そして外した純正の内装がコチラ。
極厚のウレタンパネルです。この厚みは滅多にない厚みです。
お客様も静かな車両ですが、更に静かにとのご要望だったので今回は特殊な施工でもあります。
まず1層目の制振材を施工していきます。
フロア平面部にはSTPの旧ボンブを施工しました。
このボンブは重さや価格の件で通常は使用していませんが、今回は静かな車両をより静かにする施工なので、最大限の施工で使用しました。
ラゲッジにはSTPを施工します。
制振材は振動低減や低い周波数の防音材としての機能があります。
リアタイヤハウス付近も施工していきます。
内装の組み付けが複雑なので、個別で貼り分けています。
通常は2L以下ぐらいの排気量では重量を考えながら施工しますが、今回のRS6はワゴン最速と言われるほどの車両なので、重量は考えていません。
後部までしっかり施工していきます。
そして2層目の遮音材を施工します。
遮音材は単層構造の独立発泡材を施工しました。
純正の内装がクリアランスの少ない、ウレタンパネルなので1mm単位で厚みを調節しながら施工していきます。
当店では遮音材は特注しているので1mmごとに4種類の厚みの遮音材があります。
遮音材は中高音の騒音を低減します。
リアタイヤハウスにも施工
複数の材料で施工しています。この頃はゴム系遮音材の種類が少なかったので部分施工です。現在はフロアは全部ゴム系遮音材をなっております。
当店は標準で制振材・遮音材の2重全面施工となっております。
リアシート下も施工して、これでフロア~ラゲッジ・リアタイヤハウスの施工は完成です。
RS6は内装の展開から施工のクリアランスまで、とても難易度の高い車両でした。
さすが高級車!ですね。従いまして材料の仕様などで若干お値段は追加いただいております。
そしてRS6は更に施工しましたので、次回に紹介いたします。