こんにちは。
今日は以前に作業しました、アウディRS6の防音施工の続きになります。
前回のブログでフロア~ラゲッジのボディパネル下部の防音デッドニングを施工しました。
今回は続きのドアとフロントタイヤハウスへの施工になります。
では作業スタート。
内装を外していきます。
高級車なのでアウターにも制振材ありますね。
まずは1層目の制振材を追加施工とします。
制振材はルーフに使用する硬質特性制振材。
当店の特注品で温度特性に優れています。
更にアウターに独立発泡の遮音材を全面施工とします。
これで2重施工となります。
そしてもう一度、インナーパネルに制振材を施工します。
更に2層になる遮音材を再度施工。
これで多重防音施工となります。
今回はもともとが静かな車両なのでコストも掛かりますが、できる限りの防音構造を施工しました。
この多重防音デッドニング施工を4カ所施工しました。
前のドアは簡単に紹介します。
少々構造は違いますが、同等の施工となります。
アウター2層構造。
制振材を施工しまして
インナーも2重構造で完成です。
次はフロントタイヤハウスとフェンダーです。
純正のインナーライナーを外して、その裏に2重施工とします。
まず制振材を施工します。
2層目の遮音材も施工します。
更にインナーライナーも防音施工。
繊維素材のインナーライナーです。
遮音材とクリアランスが大きい箇所には吸音材を施工します。
しかし一部の部分はボディ側に施工した材料の厚みでいっぱいになったので断念。
ドイツ車など一部クリアランスが少ない構造も多いので、多重に施工できない場合もあります。
更にフェンダーに吸音構造を施工して完成です。写真は失念です。。
次はボンネット防音施工。
純正のインシュレーターを外しまして、制振材を施工します。
アウターに効かせました。
次は遮音材を施工します。
これで純正のインシュレーターを戻して完成。
更にワイパー付近のパネルも外れたので吸音材を施工。
ここはメインの施工の追加施工なので手軽に少額で対応します。
復元して完成。
そして作業中に見える、たくましいエンジン。
男心をくすぐるエンジン音でカッコイイですね。
そして車内の施工時もスペースを吸音していきます。
ダッシュボード裏や
リアタイヤハウス付近など復元しながら、スペースに追加で吸音施工していきます。
この施工はメインの作業をいただきましたら、一カ所2~4千円ほどづつで追加していきます。
これで全体が完成です。
施工後に間もなくお客様からお電話いただきまして防音効果も上々で、さらに高速道路で第二東名速度いっぱいほどのスピードで走行すると、80~100ほどからあまり騒音が増えなくなる感じがになることや、フロアの振動低減が思いのほか大きく快適とのご連絡をいただきました。
貴重なご感想ありがとうございます。
施工の効果は車両の特性・形状によっては、感想が若干変わってきますが、今回はフロアの制振材に強力なタイプを使用したことが効果的だったようです。
今回のような排気音が大きいスポーツタイプの車両も、騒音低減が有効なのでご検討ください。
それでは防音施工のご検討、宜しくお願い致します。