こんにちは。
今日は以前に作業しました、日産セレナの紹介です。
今回セレナは車内空間の静粛性能向上デッドニング施工です。
当店ではミニバンはデッドニング施工のご依頼が多い車両でもあります。
よくある施工目的は
・高速道路走行時に車内がうるさく、会話がむずかしい。TVの音が聞こえない。
・夏の35度など暑い日にエアコンがなかなか効かない。
などミニバン特有のご要望で多い内容です。
その場合は車内空間の壁にあたる、ボディパネルを施工して車内の騒音レベルを軽減します。
まずはルーフから施工していきます。
内装を外して制振材を施工していきます。
純正は何も無いので雨音が響きます。
制振材は当店特注の、ブチル・アルミ硬質特性制振材です。
温度特性に優れていて、高温になるルーフに最適な制振材です。
これで不快な雨音も大幅に軽減します。
2層目には断熱アルミガラスクロスと独立発泡材の遮音材を施工します。
この施工で遮音はモチロンですが、断熱効果があるので冷房の効率もアップします。
次はフロアの施工です。
内装・シート・シートレールを全て外します。
セレナはシートレールが外れるので、レール下までシッカリ施工できます。
まずはサイレントコートの制振材を施工します。
フロア全体に施工していきます。
制振材の施工で振動低減や、低い周波数のロードノイズを低減します。
リアのタイヤハウスも施工します。
今回は予算の都合でラゲッジBOX付近は見送りました。
ご相談いただけましたら、車両ごとにご予算に応じて最適なプランをご案内いたします。
次は2層目のEPDMゴム系遮音材を全面施工です。
この材料で中高帯域の騒音を低減します。
またセレナなどミニバンは、フロア中央部の2重構造が厚みの問題で難しいですが、当店は薄い遮音材を特注しているので、施工が可能となっております。
リアタイヤハウスも2重施工です。
次はドアです。
アウターに制振材を施工します。
ファミリーカーのドアは女性の方でも開けやすいように、軽量の防音構造を意識して施工します。
2層目の遮音材を施工します。
この施工で断熱効果もあります。
サービスホールを制振材施工です。
4層目の遮音材を施工します。
ドアも何も無いので吸音材を施工します。
ウレタン系連続発砲の吸音材を全面施工。
これで5層の多重防音デッドニング施工です。
多重がご希望の方は、車両によって構造が異なるので別途ご相談ください。
リアドアも施工してきます。
アウター側を制振材施工です。
遮音材を施工して2重施工です。
リアドアはメカが複雑でクリアランスが少ないので、内装側で遮音していきます。
サービスホール付近はゴム系遮音材です。
この内容などは試行錯誤を重ねて、徐々に向上しております。
内装側に遮音材を全面施工です。
この選択は通常メンテナンスを考慮しました。
クリアランスを確認して、薄いタイプの吸音材を施工しました。
これで3点セットとドア4か所の、車内空間の静粛性能向上施工の完成です。
お客様のご予算内でシッカリ施工しました。ありがとうございます。
車両やご予算、ご要望に応じて施工内容は最適化してご案内いたします。
ぜひご相談ください。