こんにちは。
今日は先日作業しましたレガシィB4の紹介です。
今回レガシィB4には、フォーカルのスピーカーES165KX2を取り付けました。
このスピーカーはK2パワーシリーズの最上位機種で、黄色い振動版のフォーカルを代表するスピーカーです。
このスピーカーは何と言っても黄色の振動版、ケブラーサンドです。
そして更にフレームとマグネットも素晴らしいのです。
見た目にもマニアは惚れ惚れするような、ロングストロークなフレームとボイスコイルの排熱構造もある大型マグネットです。
フォーカルでは更にベリリウムシリーズもありますが、このモデルは通常のメーカーであればハイエンドに相当するスピーカーと説明して、ご案内しています。
そしてツイーター。
フォーカルの伝統的なインバーテッド(逆ドーム)ツイーターをウーハーと同じケブラー振動版な仕様です。
そして見た目にも美しく、さすがはフランス製と感心します。
今回そんなフォーカルを取り付けていきます。
まずはインナーバッフルです。
フィンランド産ホワイトバーチ材で専用に作っていきます。
今回のウーハーは特に大きいので、少々部品点数が多くなっています。
そして当店のバッフルはスピーカーをボルト・ナットで固定しています。
もう10年以上前からこの仕様ですが、たまに重ねて紹介しております。
この構造のメリットは、しっかりとした固定と脱着時に何度使用しても、また同じ強度で固定できます。
直ビス固定はメンテナンス時に外すと、次に少々緩んだりするので当店ではボルト・ナットを採用しています。
なのでバッフルにスピーカ用とバッフルのボルト・ナットを写真に撮ったらこんな量です。
バッフルのオニメナットを除いても、2個分でこの量になります。
当店のコストは掛かりますが、スピーカーを鳴らす上でバッフルを含めた固定は非常に重要なので、標準でこの内容になります。
そして取り付けていきます。
まずドアのデッドニングですが、レガシィはドア全面に遮音材が標準で入っていますね。
最近はホンダとスバルには、大体入っている印象です。
メーカーさんもコストを掛けても遮音性能を向上させているコトが伺えます。
そんなドアの情報もありましたが、制振デッドニングを施工していきます。
フルデッドニングとしまして、スピーカーを取り付けます。
バッフルにニスを塗布して、しっかり固定します。
そしてツイーターは標準のブラケットで固定して完成です。
今回はお客様の要望で、音質重視で純正のカバーの上に取り付けました。
これで完成です。
取り付けて調整とエージングをした感想では、フォーカルらしい柔らかなタッチの黄色の振動版のサウンドですが、以前よりも全体がクリアになった印象です。
低音のボリュームも、6インチクラスでは優秀な部類のスピーカーになります。
当店では見た目シンプルな取り付けですが、バッフルの材料や固定方法をこだわって、シンプルでも良い音で鳴るシステムを心がけています。