こんにちは。
今日は先日作業しましたインテグラの紹介です。
なんとなく懐かしいインテグラですね。
当店でもホンダ車のエンジンカバーが赤い車は、年式が少々古くなってもファンの方がいらっしゃる魅力のある車なので、たびたび入庫があります。
そんな楽しいインテグラですがスポーツ性能が魅力の反面、室内の騒音環境は良いとは言えず、お客様いわく同乗者との会話が難しいそうです。同様の内容は親しい友人からも指摘があったそうです。
確かに入庫の時にスポーツっぽいマフラー音でしたし、タイヤ系ロードノイズだけでは対応できないでしょう。
そしてお客様と相談いたしまして、ご予算から施工内容を決定いたしました。
まずは基本のフロントフロアです。
今回はスポーツなお車なので、軽量を意識した材料をチョイスしています。
硬質タイプのブチル系制震材を施工します。
そして2層目に遮音材を施工します。
独立発泡の遮音シートです。
この材料は重量が軽いので、全面的に施工します。
そして3層目にお客様が事前に使用していた防音マットを純正の内装の下に施工します。
この材料自体は良い材料だと思うのですが、純正の内装の上に置いただけでは効果が分かりづらいと思います。
内装の上に置くだけなら、純正のフロアマットを着けたり外したりで大体の効果が計れるはずですから。
材料自体はフロアマットと大差ないですから、このような材料は施工場所が重要になります。当店では騒音の音源の近くに配置しています。
さて、ここまでは当店の基本的な施工です。
ここからはスタンダードにいけば、フロア全面施工なのですが、今回はリアのタイヤハウスとラゲッジスペースとしました。
まずはラゲッジからタイヤハウスまで2重に施工します。
このタイヤハウスの裏にタイヤがありますので、タイヤ系ロードノイズに直接効果的です。
前から写真です。
エンドパネルまで施工します。
今回フロアを全面ではなく、リア付近なのか?というとマフラー音に対しての施工を優先いたしました。
入庫した時からマフラー音は気になっていまして、お話をお伺いしているとマフラー音の影響を多く感じたので私の判断で推奨いたしました。
そして更に2ドアのお車なので、リアフェンダーが大きく、なんとか低コストで施工できないかと考えまして、
ボディ側の凹凸が大きすぎて、施工面積が減少する場所は、内装側に遮音層を施工しました。
このあたりの施工は臨機応変に対応していきます。
今回はこれで完成です。
後日お客様より連絡がありまして、全体の騒音が減っただけではなく、室内がうるさいと指摘していただいた友人が関心していたそうです。
通常オーナーさんは、自分の車の細かな変化に気づくものですが、第三者の方が分かるコトで当店も自信を持ってオススメできます。
第三者の感想ですが今回に限っては元の騒音レベルが大きかったので、軽減する幅も大きかったと推察しております。
今回のように車の特徴や、お客様の気になるトコロを軽減していけるように心がけているので、ぜひご相談ください。