こんにちは。
今日は先日作業しましたフォレスターでスピーカーのグレードアップの紹介です。
以前にイートンのPOW172.2のスピーカーを取り付けて着実にグレードアップしていたお客様がグレードアップとなりました。
取り付けたスピーカーはMAS-160です。
今回はパッシブレスをチョイスしました。
お客様はオーケストラを中心に楽器が大好きなので、イートンの正統派ハイエンド志向のサウンドがお気に入りでした。
このスピーカーの特徴はいっぱいありまして、ドイツのハイエンドスピーカーメーカーの上位機種なので素材からして高級機です。
まずツイーターはケロナイトマグネシウム振動版。
この素材は最上級機種MGSと同じ素材です。
透明感と明瞭なサウンドでは、私の中でも1番ではないかと思っています。
特に金属的な響き、シンバルなどはゾクっとするサウンドです。
そしてウーハーは何といっても振動版。
イートン社が特許を持つ、ケブラーを使用したハニカム構造のブラックヘキサコーンです。
この振動版はホームオーディオのアバロンなどにも採用歴のある、超ハイエンドスピーカーです。
カーオーディオでこのグレードのスピーカーが使用できるなんて、感慨深いですね。
この振動版も最上級機種MGSと同一素材です。
この振動版を大形のマグネットで駆動します。
そしてMGSとの違いは、薄型の構造なのです。
上級機種ですがツイーターも含めて、取り付けも手軽なところが良いですね。
そんなスピーカーを当店なので、少々アレンジして鳴らしていきます。
まずはイートンのパッシブネットワークはクロスオーバーのクロスが低いと判断してオリジナルで作成しました。
まずは暫定的にクロス数値を設定してエージングしながら様子を見ます。
しかし部品はホイルコイルやソーレンの630Vコンデンサーなど標準のネットワークより高品位な内容にしました。
今後は更にムンドルフやパラコンなど、音色の様子を見ながら試していきます。
そして取り付けは前回のPOW172.2をそっくり入れ替えです。
ウーハーはバッフルを少々再加工して取り付け。
ツイーターは前回同様にシンプル取り付け。
そして鳴らしたサウンドは、高級機らしく少々・・大暴れなサウンドでスタートしました。
この辺りは各メーカーの最上級機種、JBLのGtiやフォーカルのベリリウムなどと同様に、エージングが終わるまでは変化が大きいですね。
まあハイエンドスピーカーならではの悩みですね。
特に金属系振動版のスピーカーはエージングの変化が大きく、ビックリします。
そして数ヶ月してご来店いただいた時には、ゾクっとするような楽器が鳴っておりました。
この明瞭でクッキリとした鳴り方は特殊な感触です。
このぐらい金属の鳴り方が素晴らしいスピーカーは、他にはダイヤモンド振動版ぐらいでしょうか?
フォーカル・ベリリウムはもう少し厚みを持ったサウンドでまた特徴が違いますね。
今回は世界屈指のハイエンドメーカーの上級機に久々にワクワクしました。
今回取り付けたイートンには更に上級のMGSもあるので、ホームページをチェックしてみてください。
そしてイートンはドイツ生産のハイクオリティーなメーカーなので、入門機から名門のサウンドが楽しめます。オススメです。