サウンドライジング BLOG

神奈川のカープロショップ「サウンドライジング」の日記です。 普段の作業風景など写真と一緒にUPしていきます。

ノートeパワーニスモのロードノイズ低減防音デッドニング・フロア

こんにちは。

 

今日は先日作業しましたノートeパワーニスモの紹介です。

 

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今回ノートeパワーニスモはロードノイズ低減の防音デッドニングを施工になります。

前回のブログでルーフへの防音・断熱デッドニングを施工しましたが、今回はフロアへの施工を紹介します。

 

まずは内装を外していきます。

 

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するとこのノートeパワーには、前席下にHVバッテリーシステムがあります。

 

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そしてこの下を施工するか悩ましいのですが、安全と施工結果の両立を考えてチェックしていくと、

 

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横から見ると1~2cmのスペースがあります。

そしてHVシステム下のフロアの状態を確認すると、鉄板・パネルがペラペラです。

 

当初は面積も小さく、無理かな~なんて思っていましたが、フロア中央のこの位置のウィークポイントを残したままでは、施工結果に大きく響くと判断して施工することにしました。

 

ここからの作業はバッテリーシステムの知識の無い方は施工しないでください。

高電圧の機器のため、重大な危険を伴います。

 

まずバッテリーシステムを施工できる範囲で外します。

 

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5cmくらい浮いたでしょうか?

まずはHVシステム下のフロアを施工します。

 

まずは制振材を施工します。

 

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写真には写らないですが、奥の位置まで施工しています。

そして2層目の遮音材も施工します。

 

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これで2層構造の施工は完成です。

復元してもHVシステムはフローティングしているので、問題ないでしょう。

 

このHVシステムの下が施工できれば、後は通常の車両と同じ施工となります。

 

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まずはSTPの制振材で全面施工とします。

 

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ノートは車体全体のボディパネルは薄い方なので効果は高いでしょう。

 

次は標準の2層目の遮音材になります。

 

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2層目は単層構造の独立発泡材シートです。

伸縮性能に優れていて、曲面や凹凸にもしっかり密着していきます。

 

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助手席足元です。

しっかり密着します。

 

これでフロアの標準の2重施工は完成です。

 

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そして追加でダッシュボート下のスペースや、HVシステム付近を細かく吸音処理しました。

 

そして次はラゲッジとリアタイヤハウスですが次回に紹介します。